歯列矯正ってお金も時間もかかるので不安がたくさんですよね。
ぼくも最初に「矯正したい!」と思ってから長年経っていました。
複数の歯医者さんで相談してみて、「インビザライン」が一番あっていそうだなと思ったので、数年越しで始めました。
終了後にまとめて書くよりも、始めて1ヶ月経過した今書くことで、始めるまでのことや、始めてから思ったことをリアルにご紹介したいと思います。
矯正を始めたくても悩んでいる方の参考になれば嬉しいです!
- 歯列矯正を始めるまでに知っておくべきこと
- インビザラインに決めた理由
- 実際に始めてみて感じたこと、知っておくべきこと
Contents
歯列矯正を始めた理由
歯列矯正を始めた理由はこのツイートの通りです。
歯科矯正を始めた理由は、見た目というのもあるけど、歯並びの悪さから将来発生する虫歯やら歯周病やら抜歯などなどを考えると、いま治しておくべきと思いました🙆♂️
諸々含めた90万は年3%の福利で30年運用すれば200万ちょいですが、それよりもずっと投資効果が高いなと😊#歯科矯正 #投資 https://t.co/tfLgLCMWHF
— とらべあー@ちょうどいいを探す (@trabearblog) January 30, 2021
歯並びが悪いということはあまり周りに認知されていませんでしたが、個人的には長らく気になっていました。(実は結構悪いです)
それに加えて「歯の価値」を知り投資効果があると感じたこと、コロナで在宅やマスクをつけていることもあり、矯正が目立たない(そもそも人に会わない)ため「今しかない」と思って急いで始めました。
「今年のやることリスト」に入れて強制的にやらなければいけないと思い込んだのも始められた要因です。
インビザラインの特徴
マウスピース矯正は、透明に近いマウスピース型の矯正装置(アライナー)を歯に装着して歯並びを矯正する、 画期的な矯正方法です!一人ひとりの歯に合わせて作製される矯正装置を装着し、治療の段階に合わせて新しい装置に交換しながら徐々に歯を動かし、歯並びを矯正します。
インビザラインはマウスピース矯正の1つです。
歯の型をとり、一人一人にあったマウスピースを3Dプリンターで造形して、それを少しずつ交換することで、歯を徐々に動かしていきます。
3Dプリンターと最先端の技術を使っているように見えますが、実は海外では主流の方法になっており、すでにかなりの実績をもつ治療方法になります。
インビザラインの特長は、次の「インビザラインを選んだ理由」で説明していきます。
その他の歯列矯正の種類を知りたい方はこちら
▶︎invisalign Japan 歯列矯正の種類
インビザラインを選んだ理由
昔は金属のワイヤーでしか矯正できないと思っていました。
実はいくつかの種類がありますが、複数の歯医者さんで相談してみてインビザラインが一番自分に合っているなと感じました
もちろんデメリットもありますが、正直、良いところばかりでしたが、選んだ決め手になった理由を紹介します。
※筆者の症例で歯医者さんに相談した結果をもとにしています。
治療期間が短く通う頻度も少ないこと
本業の仕事で世界中に転勤の可能性があるため、とにかく早く終わらせたいと思っていました。
金属ワイヤーの歯医者さんでは最低でも2〜3年以上は必要とのこと。
インビザラインの歯医者さんでは、長くても1〜2年+αがマウスピースをつけてる期間で、残りは戻らないように固定(保定)するのみです。
また、通う頻度もかなり少なく、筆者が決めた歯医者さんでは2ヶ月に1回、訪問が不可の場合はWeb対応できるということも大きなメリットに感じました。
費用が安いこと
インビザラインの費用はかなりばらつきがあります。
マウスピース作成と診療を一括で払えるか否かという差はあるのものの、筆者が調べた限りでは60万円〜140万円くらいが一般的でした。(東京駅から1時間以内目安)
もちろんマウスピース作成代だけ最初に支払って診療は都度払いというところは安く見えますが、合計金額を計算すると大体上記の金額に落ち着きます。
一方で聞きに行った金属ワイヤーの場合、200〜300万円とかなりの高額でした。
キレイラインのように症状がかなり軽度で部分的な矯正だけであればさらに安くなりますが、筆者は全体を治したかったのでインビザラインにしました。
目立たないこと
これは当たり前ですが、金属ワイヤーは笑った時に目立ってしまいます。
インビザラインは透明のため、あまり目立たないのがとても良いなと思いました。
マウスピースだからこそできることが多い
普段からフロスを行うように心がけていますが、金属ワイヤーは外すことができないためできません。
マウスピースはご飯を食べて歯を磨くときに外すので、一緒にフロスもできます。
矯正中も虫歯予防はしっかりしてキレイな歯並びを維持したいですね。
また、マウスピースに液体を入れるタイプのホワイトニングも一緒にすることができます。
ホワイトニング剤は歯医者さんでも購入でき、歯医者さんでホワイトニングを施術してもらうよりも圧倒的に安くできるのでおすすめです。
治療計画
筆者が決めた歯医者さんでは、メインとなるマウスピース装着期間は1年〜1年半の後、追加でマウスピースを作る必要がなければ固定(保定)期間に入ります。
治療はマウスピースを48枚取り替えていくことで少しずつ歯を動かしていきますが、治療期間は現在の歯並びや進捗具合によって1枚あたりの装着期間(7〜14日)を変えることがあるためばらつきがあります。(最短:7日x48枚=336日)
保定期間はマウスピース期間と同じくらいかかるため、トータルで2年〜3年になります。(保定期間ではほとんど通う必要はないとのこと)
筆者の計画を実際に見てみると下の写真のようになります。
親知らず以外の抜歯は1本、側面を削る歯が3本あります。(写真内の.3と書いてある歯)
抜歯はマウスピース装着開始までに行い、側面を削るのは進行状態をみながら施術します。
また親知らずも進行状態に合わせて、せっかくの機会なので抜いてしまおうと思っています。
透明なので見づらいですが、実際のマウスピースのBefore/Afterは以下の写真になります。
筆者は八重歯を抜いた影響から、少し受け口(下の歯が前に出てる)状態のため、上の歯を広げていき、下の歯は1本抜歯して、さらに一部削流ことで隙間をあけ、全体的に後ろに下がるように計画しています。
1枚ずつ並べると、上の歯は16〜17枚目で大体整って、下の歯は42〜43枚目で揃いそうです。(48枚中)
レビューや友人の話を聞いていると、噛み合わせなどがうまくいかず、追加のマウスピースを作ることになる方はそれなりにいるようで、必ずしも最短期間では終われなさそうです
導入1ヶ月の使用感、予想通り・意外だったこと
よくQ&Aで見かける内容を中心に、感じたことや意外だったこと、予想通りだったことをご紹介します。
マウスピースによる制約
マウスピースをつけたままでは食事はできません。
そのため食事の前後には必ず取り外し、取り付けが必要になります。
そして、食事や間食の後にそのままマウスピースをつけると虫歯になりやすいため、必ず歯磨きが必要です。
また色のついた飲み物(コーヒーや紅茶)はマウスピースをつけたまま飲むと、歯に色素沈着しやすいためNGとなります。
透明でも白湯などの高温のものは樹脂であるマウスピースの変形に繋がるため避ける必要があります。
使用感
取り付けや取り外し作業自体は簡単で、大変だなと感じることはありません。
「取り付けている間に痛みはある?」という質問をよく見かけますが、痛みは全くありませんでした。
ただ、最初の3日間は顔全体が引っ張られているような感じで全く集中できず、痛みはないもののとても疲れ安くなっていました。
その3日を過ぎると、痛みや疲れはほとんど感じなくなりました。
また、硬いものは少し食べにくくなった気がします。歯がグラつくというほどではありませんが、噛むのに違和感を覚え、避けるようになってしまいました。
気をつけるべきこと
前述の通り、食事や間食の前にはマウスピースを外して、食後には歯を磨いて取り付ける必要があるため、外食の時はかなりめんどくさく思ってしまいます。
友人との食事であればこそっと隠れて取り外しもできますが、会社の人や仕事相手との食事では目の前で取り外しはできないですし、複数回お手洗いに行くことになります。
また、マウスピース作成とその治療以外にもかかる費用がちょこちょこあるのは気をつける必要があります。
- 精密検査
正式な申し込み前に治療計画を立てるためにレントゲンをとったりシミュレーションをしたりします。3〜5万円が一般的のようです。 - 抜歯
歯列矯正のために必要な抜歯は保険適用外で1本あたり1万円ほどかかります。(親知らずは保険適用で安く抜くことができます) - マウスピース洗浄剤
洗浄剤が数個とブラシはついてきますが、しっかり見ると毎日結構汚れているので、洗浄剤は追加で購入し、毎日しっかりと洗浄した方が良さそうです。
合計費用(見込み)
筆者はマウスピースと治療を全て一括で支払える歯医者さんを選びましたが、今のところかかっている費用と、今後かかる見込みの費用は以下の通りです。(全て税込、四捨五入)
- 精密検査:44,000円(済)
- 治療+マウスピース作成:840,000円(済)
- 抜歯1本:11,000円(済)
- 親知らず抜歯:数千円(見込)
- 保定装置(リテーナー):22,000円(見込)
- 保定期間の通院:3,300円x数回(見込)
- マウスピース追加作成:22,000円(必要あれば)
- マウスピース洗浄剤:数千円(必要あれば)
合計:約950,000円
なお、歯列矯正を行う場合、その治療費や交通費は医療費控除の対象となりますので、確定申告をすることで、所得に応じて所得税が軽減されます。
▶︎歯列矯正の医療費控除について詳しくはこちら:銀座クリアデンタル
また、ホワイトニングは医療費控除の対象にはなりませんが、せっかくマウスピース矯正をしているので、ホームホワイトニングをしたいと思っています、
- ホームホワイトニング:2,200円(マウスピースに塗る液体1本あたり)
- 歯科でのホワイトニング:20,000〜40,000円
最近はホームホワイトが主流のため、まずはホームホワイトニングを続けて様子をみる予定です。
歯科の選び方やアドバイス
インビザラインで通う期間が短く頻度も少ないとは言え、それなりに長いお付き合いとなる歯医者さん。
また、歯列矯正は見た目だけではなく噛み合わせなど重要な箇所への影響もあるため、歯医者さん選びは相当慎重に行いましょう。
ほとんどの歯医者さんで無料診断を行っているので、お話を伺うことをオススメします。
歯医者さんによって期間や費用はもちろん、最終形や治療計画もかなり異なってきます。
通いやすいところ
マウスピース矯正は良くも悪くも、マウスピースを取り替えるためだけのため、自分一人でも行えます。
一方で、それが良い方向に進んでいるか悪い方向に進んでいるかは心配になります。
そのため歯医者さんにきちんと通う必要があり、それなりに長いおつきあいになるため、行きやすいところを選びましょう。
自宅の近くや職場の近くで行くことがめんどくさくならないところがオススメです。
筆者は職場近くというのもありますが、転勤があった場合のことも考えて東京駅付近を中心に探しました。(少し高額ですが。。。)
実績や経歴
歯医者さんの多くでは過去の症例をWebや歯医者さん内で見ることができます。
その中から自分にあった症例があるか確認することで、自分の最終形も想像しやすくなります。
筆者の場合は少し受け口(下の歯が前に出ている)だったので、その症例を扱っているところを探しました。
また、日本矯正歯科学会資格の「臨床指導医」、「認定医」やインビザラインの「クリニカルスピーカー」という資格も参考になります。
特に「クリニカルスピーカー」はインビザライン公式の正式な資格で日本に数千名いるインビザラインを扱う歯科医師の中でも十数人しかいないようです。
治療計画や最終形
同じインビザラインでも歯医者さんによって治療期間や最終形は大きく異なります。
とある歯医者さんでは「最低2年かかって、かなり妥協した形になる」と言われた一方で、別の歯医者さんでは「1〜1.5年で、症状はかなり難しいけどなんとかなるよ」とお話がありました。
歯列矯正は最終形を保証するものではありませんが、やはり診断の時点で最終形についてポジティブな見込みを話してくれる方がいいように思います。
その他
前述の通り、歯列矯正は歯医者さんと長いおつきあいになります。
そのため歯医者さんとの相性も重要な要因に思います。
進捗を話す際には、できる限り細かな内容まで伝えられるよう、気兼ねなく話せる先生に見てもらった方がいい治療になります。
あまり関係ないように思えるフィーリングも重要だと思いますので、実際に歯医者さんに足を運んでお話ししてみてください!
最後に
まだ1ヶ月ということもあり、見た目はほとんど変わっていません。
それでも、フロスをした時に以前とはフロスの入り方が異なり、歯が動いてるんだなと実感します。
今は在宅期間ということで、人と合わないのであまりめんどくささはありませんが、コロナが落ち着いて外出が増えて、しっかり続けられるようにしたいなと思います。
また歯が動いてきたら経過報告をしたいと思います!
最後まで読んでいただいてありがとうございました!