キャンプの時はどんな椅子を使ってますか?
ぼくは、もともとベランダでゆったりするときに使っていたHelinoxのサンセットチェアを、そのままキャンプに持っていっていました。
ゆったりとボケーっとするのには最高ですが、キャンプで焚き火をしたり料理をしたりするのには座面が高く、常に屈むような姿勢になってしまうこと、少し重たいことが難点です。
ソロキャンプも行うぼくは、荷物をコンパクトで軽量にしたいため、代わりとなるものをずっと探していました。
今回はそんなスタイルに”ちょうどいい”チェアを見つけたのでご紹介します。
- ちょうどいいグラウンドチェアの仕様
- Helinoxとの比較
WAKU FIMACの2wayグラウンドチェア
今回見つけたのはWAKU FIMACのグラウンドチェアです。
地面に近い方が、より自然の中での没入感を味わえ、また、焚き火や料理にも近くなるため便利だなと思っていました。
グラウンドチェア自体は各メーカーが出しているものの、ほとんどが車で運ぶことを前提としたゴツくて1kgオーバーのものばかりです。
軽量のものを探すと、高価なHelinox一択になってしまいます。
確かに軽量だけど、キャンプの時しか使わないのに1万円を超えるのは高価だなと思う方も多いと思います。
今回紹介するWAKU FIMACのグラウンドチェアはHelinoxよりも少し重たいものの、金額が抑えられている割にしっかりとした作りになっています。
軽さと金額のバランスがちょうどよく、かつ2wayということで汎用性もあり、痒い所に手が届くような1品です。
仕様
WAKU FIMACは足を取り外すことでさらに高さを下げられる2wayタイプになっています。
4本の足を装着時は地面からの高さが「約29cm」、重量は「960g」になります。
4本の足を取ると高さは10cm下がった「約19cm」になります。足の内部が本体とゴムでつながっているため、運搬時の重量は変わりません。
足を外した時とつけている時ではそれぞメリット、デメリットがあります。
足をつけたままの状態では、地面に凹凸やある程度の石があっても安定させられますが、砂地ではどんどん埋まっていってしまいます。
逆に足を取った状態では凹凸や岩石がある場所では使えず、逆に砂地では埋まらずに有利になります。
座面を常に低く、かつ軽量にするために足のゴムを切り取ってしまえば良いという方もいると思いますが、砂地や地面が整備されたキャンプ場以外に行く方は本当に不要か検討してみてください。
足の4本を切り離すことはできますが、元には戻せません。(ゴムを切ってしまっても足の装着はできますが。。。)
また、ベルトは片側にしかついていないため、外した足をまとめる場合はご自身で準備が必要になります。
Helinoxとの比較
Helinoxのグラウンドチェア、筆者が持っているサンセットチェアとの比較をみてみましょう。
WAKU FIMACの足を装着時の座面は29cm、Helinoxは50cmなので20cmの差があります。
足を外した場合は19cmのため、Helinoxとの座面高さは30cm差になります。
なお、Helinox グラウンドチェアの座面高さは22cmですので、足を取り外した場合はこれより低くなります。
また、実際に使っている焚火台やテーブルを置いて並べてみるとHelinoxのサンセットチェアでは膝の高さ(座面)がとても高すぎることがわかります。
WAKU FIMACの場合、足を装着した状態でも膝の高さ(座面)がテーブル、焚火台の高さより少し高いくらいになっていることがわかります。
調理をするにも火を眺めるにもちょうどいい高さとなります。
足を取ってしまった場合は、膝の高さ(座面)がテーブルよりも下になります。
火を眺めるにはちょうどいい高さですが、身長などによっては調理時は足を装着した方がいいかもしれません。
なお、WAKU FIMACをHelinoxの「グラウンドチェア」と比較した時の唯一のデメリットは315gほど重たいことです。(Helinoxグラウンドチェアは615g)
先述したように、足を取ってしまえば重量差はあまりなくなりますが、2wayで使う以上はしょうがない差かなと思います。
WAKU FIMACのメリットまとめ
WAKU FIMACのメリットを一言で表すと「ちょうどいいグラウンドチェア」に尽きます。
- 他社製のグラウンドチェアよりも軽量
- Helinoxのグラウンドチェアよりは重いが許容範囲
- 他社にない2way仕様で様々な場所で使用可能
- 価格が安価でもしっかりした作り
荷物を小さく・軽くしたい方、場所を選ばず野営する方におすすめです!