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海外旅行に折り紙を持っていくべき3つの理由

こんにちわ。折り紙おじさんです。
折り紙は英語でFolding paperって言葉があるんだけど、それよりもOrigamiで通じることの方が意外と多くなってきました。

旅行者A
旅行者A
Origami! あー聞いたことあるよ!日本の遊びだろ!やったことはないけど!

っていうパターンによく遭遇します。

2011年に初めて海外(オーストラリア)に行ったときから、海外旅行に行くときは必ず折り紙を持ち歩いています。
せっかく海外に1ヶ月も行くんだからなんかオモシロい事したいなーと思って、「折り鶴を出会った人にあげたらなんかオモロイかな、日本らしいし平和っぽいし」と始めたのがきっかけです。

ただ、これが本当にオススメな訳で、次回行くときは絶対持って行って欲しいです!!
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特に一人旅の方はぜひ試してください!!

今回は、海外旅行に折り紙を持って行ってよかったと思う3つの体験をご紹介!!

1. 折り紙で子供達の人気者になれる。

origamikids

インドの北部、レーという町から車で十数キロ、たまたま侵入した訪問した学校でのこと。
田舎で発見した小さな学校、どんな感じかなーとのぞいていると、先生らしき人(大人)が入っていいよみたいな仕草をしてくれました。(今の日本では考えられない。。。)
校庭に入ると、授業しているクラスと別に、休憩したり宿題してる子達がいる部屋があって、そこの子供達がおいでよって感じだったので侵入突撃訪問!

たくさん話しかけてくれる子もいれば、よくわからない異国の人(ぼく)となんとなく距離を置く子も。そのとき一緒にいたヒンドゥー語を話せる旅人さんがいてくれたおかげで、自己紹介したり簡単な話をしたりはできました。
でも、やっぱり一緒になんかオモシロイコトしたい。ということで折り紙の登場!

ここではOrigamiなんて文化は伝わっているわけもなく、

元気な子
元気な子
なにこれなにこれ!
kohei
kohei
Origamiだよ!この四角い紙からこの鳥(鶴)ができるんだよ〜。

という伝わっているかわからない(会話はイメージです。)をしたところ、、、

playorigamiみんな興味津々、学ぶ姿勢が純粋で綺麗すぎます。
近年のインドの発展はこんな学ぶ姿勢にあるのかもしれないですね。
ちょっとでもわからないと、『教えて教えて!』とすごい勢いで聞いてくるし、コツをつかんだ子は後から来た子、なかなか進んでない子に教えたりとで、なんかいいなって思います。

origamicomplete

それにしても、楽しいからって何回折るんだ!!3周して、4周目に突入したときに逃げましバイバイしました。この後、僕たちが帰るときに楽しすぎてか、折り紙を持ち帰らないように隠してしまった子がいましたが、先生に怒られていたのはちょっとおもしろかったです。笑

1.5日ほどシャワーを浴びていなくて臭かったであろうぼく(上の写真)に、あんなにくっついて来てくれたのは折り紙のおかげだと思っています。ありがたい。

ちなみに次の写真はカンボジアのシェムリアップから20キロ位の小さな村で渡したときのこと。言葉が一切通じなかったんだけど、ずっと「かぁーかぁー」言って鶴を飛ばしてた。カラスだと思ってたんだな。鶴なんて知らないもんな。国によって受け取り方が違うんだなと学びました…

2. 折り紙で感動が生まれる。

鶴を渡すのにもちょっと慣れて来たある日、オーストラリアのエアーズロックを登りに行来ました。エアーズロックって実は風の影響とかですぐ登れなくなるので、登れる確率は30%程度なんです。
この日、最初に訪れた時も登山禁止になっていました。ツアー途中だったので、行程を入れ替えて、他の場所を周って2度目のトライ。

門が ア・イ・テ・イ・ル

しかし、この時点で残り時間は1時間半。対して通常の所要時間は登り:1時間30分、下り:45分。ガイドさんも、少し登ってすぐ帰って来てくださいねと。ぼくは何を思ったのか自由時間になった瞬間全力ダッシュ。鎖を使って登るほど急で、周りは一歩落ちたら死ぬような崖です。努力の結果45分で登頂。(決して真似しないでください)

そんなテンションが最高に上がった状態で会ったのがパトリック(上の写真)。写真を撮りあっていろんな話をして、ゆっくりしていられなかったので10分くらいでバイバイです。
ぼくはいつも仲良くなった日本人以外の旅行者に、「折り紙は日本の文化(遊び)、鶴は平和を象徴してるよ。残りの旅も無事にね」みたいな感じで渡してます。

正直にいうと、渡した後の鶴がどうなったかもわからないし、どうなるかなんて考えてたことがありませんでした。もはや渡すことが自己満かと思うほどに。
数年後、パトリックからFacebookで急にタグづけされた通知があって、一瞬アカウント乗っ取りかと思いました。笑 でも、この写真と共にメッセージが書かれていました。

Patrick
Patrick
Me and oregami in Portland. Kohei, still have it. And it is going to Puerto Rico with me!!!(Oregamiと一緒にポートランドにいるよ。これからプエルトルコに一緒にくよ!!)

パァァァトリックゥゥゥーーーー!ってなるよね。ほんとに感動しました。
まじか!まじでかって!!すっごい嬉しかった。
思いつきでやって来たことだけど、行動に移すって大事だなと思いました。

でもね、それOrigamiだからぁぁぁー!!

後から知りましたが、エアーズロックでは毎年登山中に滑落している人がたくさんいるため、アボリジニが(歴史的文化的なことと合わせて)登山禁止にするよう要望してるみたいです(2011年当時)。走って登るのは絶対にやめましょう。

3. 日本について話せる

presen

これはぼくのコンプレックスでもあるし、日本人では多いんじゃないかと思うんだけど、日本の事って全然話せない。旅してる時に海外の人と話してると、自国の事にほんとに詳しいなって思います。

ぼくもオススメの場所とか食べ物とかは話せるけど、歴史とか政治、文化なんてさっぱりです。知った方がいいんだろうなとは思いつつ、難しい問題だなと思ってます。

それを特に感じたの去年の2ヶ月のイギリス生活。周りはヨーロッパ人で20才前後。ヨーロッパは国同士近いというのもあるけど、みんな自国ついての知識が深くて、その上でヨーロッパの歴史、政治、文化なんかについて話してるからポカーンですよね。日本は?ってきかれてもポカーンです。日本の皆さんごめんなさい。

これはそのイギリスでの写真。みんなの前で、どんなトピックでもいいからプレゼンをするっていうのが、毎朝1人15分ほどでありました。みんなのトピックは自国のいいところ紹介だったり、自己啓発の話だったり、コーヒーの歴史だったり、英語学習のゲームだったり、プロのバイオリニストがバイオリン弾いたり(すごっ)と多岐にわたりました。

キタコレ。

もうみんなで鶴を作るしかないでしょ、と折り紙おじさんは思ったわけです。

presen2

結果はね、みんなすっごい興味を持ってくれました。予想してはいたけど、時間が短すぎて、ほとんどみんな時間内には折れなかったけど、その日の休み時間に持って来て折り方きいてくれたり、諦めた人は完成品をもらいに来てくれたりと、とっても楽しかった。

みんなも楽しんでくれて、自分も楽しめて、最高に平和でした。
実はプレゼンの最後のスライドは、『Smile』って文字とスマイルマークだけなんだけど、その時とったのが最初の写真。これ(Smile)も平和の象徴だよねって、オチです。



番外編

ぼくの折鶴の渡し方、こんな風にも使えるよっていうちょっとしたことを紹介します。

名刺代わりに渡す

旅の途中で連絡先、SNSの交換をすることってたくさんあると思います。そんな時、Wifiがなかったりでちょっと手間取ったり、紙の切れ端に書いて渡したりする。その時に、鶴の羽に書いて渡すと喜ばれます。渡すきっかけにもなってとてもいいと思います。

お世話になった家に置いていく

ホームステイでもちょっと泊めてもらった家でも、どこかにこそっと置いていく。
ぼくはだいたいベッドとかにありがとう、って書いて置いてい来ます。
チップ制のないところでもありがとうっていうのがすぐわかるように。

鶴を渡すときの説明は

上にも書いた通り、基本的には「折り紙は日本の文化的な遊びで、鶴は平和の象徴だよ」っていって渡します。それから、「残りの旅無事にね」って。
意外と海外ではお守りって文化がないので、不思議な感じかもしれないけどすごく喜ばれます。

興味がなさそうな人にも渡してみる

今までの旅であった中で一番のプレイボーイの欧米人男性、ロマンスを求めて毎日夜の街へ繰り出してました。なんとなくだけど、ちゃらっとした感じの人は折り鶴とか興味がないかと思って、ちょっとあげるのを渋ることがあります(ビビり)。
でも、この人にあげた時「今までなんとなく日本人って嫌なやつが多いかと思ってたけど、いいやつもいるんだな、最高だ」って言ってくれたのがめっちゃ記憶に残ってます。
海外に出たら日本代表みたいなところありますよね。本当に嬉しい。

全く効果がないのは

お金くれくれ言ってくる子達。これはもうしょうがない。親とかにお金を観光客にもらってくるよう言われてるんだ。折鶴を渡しても一瞬止まって、またお金くれになります。
結構小さい子は喜んでくれたりするけど、やっぱりまたお金くれくれになっちゃう。
それでもあげるかどうかはあなた次第。ちなみに日本のアメとかガムはかなり喜びます。

 

[jin_icon_info color=”#f0e590″ size=”18px”]大人は和紙のような紙、子供は単純な紙で色を選ばせてあげるのがオススメ!