もうすぐ夏休み、お盆休みが始まりますね!
昨年はインドのレーという所に行ってきましたが、ここが本当に最高でした。
旅の醍醐味、現地人との触れ合い、絶景、異文化との出逢いなど一挙に満喫できます!
こんな人にオススメ!
- 雄大な自然の絶景が見たい!
- 人の優しさにふれたい!
- 日本と異なる文化にふれたい!
- 旅初心者だけど王道の東南アジアは嫌
- 中国のチベットに行きたいけど高額すぎて諦めてる
- インドを旅したいけどハードルが高いと思っている
- 格安な旅がしたい!
- 映画「きっとうまくいく」が大好き!
- 旅あるある「タクシータクシー、マニーマニー、ヤスイヤスイ」の呪文にあきた
こんな人には不向き…
- リゾートでお酒を片手にだらだらしたい
- なにがなんでもマリンスポーツがしたい
- 贅の限りを堪能したい
- 日光とか無理、家の中でだらけたい
- 日本料理以外食べたくない
まだまだ日本人には馴染みのない場所ですが、
この夏、まだどこに行こうか決めてないという方は是非、候補に入れて見てください!
今回は、レーの良さの中でも、特に好きだったことの一例を紹介していきます!
レーの基礎知識
まずはちょこっと、Google先生お願いします。
レー(チベット語:གླེ་;、ワイリー方式:Gle、英:Leh)は、インド北部ラダック地方(ジャンムー・カシミール州)最大の中心都市。ラダック自治山間開発会議の議会がある旧王都である。
チベット文化圏に属し、大部分がチベット民族である。そのため、「インドのチベット」とも呼ばれる場合がる。
標高は約3650m。交通は不便で通常デリーから空路1時間でレー空港に降り立つことになる。タクランラ峠(タグランラ峠、またはトンブラ峠とも。標高5360m)越えの陸路(約22時間)は夏季しか通じない。
引用元:wikipedia
インドの顔とチベットの顔を持っていて、インドにあってインドにあらず。
人も景色も文化もインドの香りがするのにインドじゃない。
本当に本当に不思議な場所です。
壮大な絶景の数々
これはもうみてもらった方が早いので写真をあげていきます!!
基本的には高地で乾燥地帯。
そんな山々、大地、またその中のオアシスがくりなす自然は圧巻です。
広角レンズを持っていないぼくは、雄大すぎる自然を前に全くの無力でした。
多くの人の目的地の1つ、世界一高いところ(標高:4200m)にある湖、パンガン湖。
映画「きっとうまく行く(英:Three idiots)」の最後のシーンに出てきます。
ひたすらに綺麗。
ずっと透明で、晴れると真っ青に輝きます。
注意書きには、「神聖なので入るの禁止」と書いてあり、軍隊っぽい人たちが監視していますが、だいたいみんな(特に現地人)は足くらいは入っています。標高が高く水が冷たいこともあってか、流石に泳いでる人はいません。監視人達は何を監視しているのか不明です。(中国との国境だからかな?)
場所によっては、湖の中の方まで砂が続いていて歩くことができます。
多くの観光客は、湖の一番手前の砂浜でストップしますが、沿岸をずっと探索するのがオススメです。(ドライバー選びは重要です。)
2番目の写真の場所は、水位が下がった時しか行けない湖の真ん中にある島です。
沿岸探索中、行きはなかった砂の道が帰りにだけできていました。
滅多に出会えないレアポケモ○、ヤク。というような感じで、普段目にすることのない動物が歩いています。そのほかにも色んな動物がいて面白いなと思います。(デリー付近には野良クジャクがよくいますよね)
レーの星空はとにかく綺麗です。
星空が綺麗に見える条件の1つは、周りに光がないこと。
ほとんどの街が高い山々に囲まれたレーは遠くの街の明かりが見えません。
この写真は、パンガン湖のほとりの街から見た星空です。
周りが山に囲まれ、街も田舎で街灯がない、湖が隣にあって空がひらけていると、最高な条件です。
流れ星を何十個も見られたので、ぼくのお願いもそろそろ叶うはずです。
雄大な自然の絶景も好きですが、高い山々の間に建っている乾燥地帯の家々は、なかなか見ることができないので、興味深いなと思います。
ぼくのアイコンの写真はレーパレスという宮殿近くで撮ったものですが、そこから見える街並みは本当に綺麗です。
優しすぎる人々との出会い
「インド人って他の国と一緒で、観光客をすぐ騙して来るんでしょ?」っていうのが初めてインドに行く前の感想。
「確かに騙そうとして来るけど、根はいい人が多い。結婚式に誰でも参加させてくれちゃうくらいフレンドリーな良い人とか多い」というのが実際に行って思ったこと。
2回目となるレーでは「全員聖人か。優しさの塊みたいな人ばかり。古き良き日本にも近い。」と正直かなり驚きました。あまりに優しすぎて、最初のうち「どうせなんか企んでるんでしょ」と疑って話していた自分を呪いたい。
レーの現地人の移動はこの乗合バスが一般的。人数が集まったら出発します。
現地の方がたくさんの中、日本人が2人。車中みんな仲良くなりました。
レーの人がどんな暮らしをしているのか気になった僕らは、写真の右のお父さんに、家に招いてもらいました。
客間に入れてもらってお菓子やジュースをいただきながらお話しして。
そして、実はこのお父さん、隣の学校の校長先生?でした。娘さんの一人はそこの先生。
「学校に行ってもいい?」と聞いたら、「好きにしたら?」という適当な感じだったので、恐る恐る侵入しました。
日本だったら捕まるかもしれないけど、ここでは、先生たちも「入んなよ入んなよ」、子供達も「おいでよおいでよ」という感じで迎え入れてくれます。
ここで、子供たちと一緒に折り鶴をつくりました。(何回も何回も。。。)
帰りにバスを探していたら、知らない人が街まで車で送ってくれました。
他の国だったら乗らないと思うけど、レーなら大丈夫かなと思って乗っちゃったら、本当にただのいい人でした。
レーの子供たちはとにかくみんな人懐っこい。そしてびっくりするほど可愛い。
観光客慣れしてない子も多く、折り紙もカメラもスマホもなんでもおもちゃにして一緒に遊ぼうとしてきて本当に楽しいの。
他の国だと「マニー、マニー」とお金を求められことも多々あるけど、ここではお菓子を一回求められたくらいかな?そんな環境もすごく心地がよかったです。
これはインド全体の文化だと思うんだけど、催事の時に人を招き入れてくれる。
デリーでも結婚式にたくさん参加できたけど、ここではお寺のランチにお邪魔しました。
山の上のお寺で観光していると、あれよあれよと誘っていただけました。体に良さそうな、とても美味しいご飯で身も心も満腹でした。
ここには写真で残ってる一例をあげましたが、いろんな方に優しくされ、助けていただきました。本当にレーの方々には感謝感謝です。
なかなか出会えない文化
Google先生のいう通り、レーはチベット仏教が主となります。
チベットに行ったことがある人曰く、チベットよりもチベット仏教が色濃く残っているといいます。
多くの観光地とは違い、レー近郊では寺院など入ることはできても、親切な案内があるわけでもなかったりとあまり観光客向けにされていません。
だからこそか、中の人がこっちだよと少し話しかけてくれたりして、ちょっとしたコミュニケーションを取ることができます。
山の中の寺院では、催事中、観光客がゆったりと見れる場所はなく、ましてこれから始まるよなんてアナウンスもありませんでした。
それでも、みんながつめつめで座ってくれて、「こっちおいでこっちおいで」って、すごく中まで入れてくれます。観光客があまりいなかったのもあるかもしれません。
大僧正みたいな人がずっとお経を唱えて、ところどころ周りの人も合わせて唱えたり、途中で楽器が入ったりと賑やかでした。
大きなお寺ではなくても、個人宅のようなところでもこういったことは行われています。
たまたま泊まった宿では、前日夜から準備をし、朝からお経を唱え続けていました。
夜中まで交代でずっと唱える続けるらしく、途中でご飯を食べたりバター茶を飲んだりと、なかなか日本とは異質ですが、かなり厳かな空間です。
この奥のおじいちゃんがめっちゃ厳格そうで怖いなと思ってましたが、奥の作り物(食べ物?)の準備作業の体験させてくれたり、催事中も入れてくれたりと優しくてホッとしました。
このカラフルな布には、一枚一枚にお経のようなものが書かれています。
街のいたるところに掲げてあって、乾燥地帯の無色の景色の中では目立ちます。
実は、チベット仏教にはこういったお経が書かれた道具がちょこちょこあって、この布の場合、風が吹いて、布がはためくと、お経を唱えたのと同じ効果があるんだとか。。。
寺院に描かれている絵は、はっきり行ってかなり怖い絵ばかりです。
どちらかというと、地獄の絵のような。。。
反面教師として描いてあるのか、レーの人々の優しさの正反対のような絵ばかりです。
レーへのアクセス
レーへ行く手段は、主に2通り。
日本からの直行便はないため、まずはニューデリー(またはインドの主要都市)へ向かいます。1番目の手段はニューデリー(または主要都市)から国内便に乗り換えて、レーの空港へ。ニューデリーからだと1時間程で到着です。2番目はニューデリーからバスで行く方法。こちらは2〜3日かかると聞いたことがあります。
それぞれのメリット、デメリットは以下です。
飛行機で行く場合
- 移動が短く、休みが短い方には便利
- 飛行機からの景色は日本では見られない山々(エベレスト含む)が見られて綺麗
- インドについてからの乗り換えが楽
- 短時間で標高3000mの場所に行くので高山病が心配
- インドの割に国内線はかなり高価
バスで行く場合
- 飛行機に比べ安価
- とにかく時間がかかるので長期旅行者向け
- 途中の街、景色をゆっくり堪能
- ゆっくりと峠を越えつつ山を登って行くので高山病になりずらい
- 乗り物酔いを起こしやすい
- 狭いバスで長時間の移動による疲労
- 遅れが生じやすい
ぼくは飛行機で行ったので、バスの話は現地で利用者に聞いた話、調べた内容になります。
高山病については、なりやすい人、なりにくい人がいますが、飛行機で行くのであれば、高山病対策の薬の服用や水を多く飲む、現地に着いてから少しゆっくりするなど、気をつけてください!
気になる現地の宿について
実は現地には安宿がかなりたくさんあります。
事前に地球の歩き方とか見てたらあんまりないのかなー?なんて思ってましたが、歩いてたら至る所で見かけます。
他のアジア諸国と比べて客引きが圧倒的に少ないので、自分で入って見て、聞いて見ないと行けないかも。
後述しますが、wifiはどこも似たようなものなので、立地、価格、宿の綺麗さ、オーナーの人柄なんかで決めて良いのかなと思います。
ぼくは滞在中の前半は宿の綺麗さ、後半はオーナーで選びましたが、一緒に周っていた旅人さん達含め、後半の宿のオーナーさんにはすごくお世話になりました。
レーではツアーや車のチャーター、行く場所によっては現地での許可取得が必要になり、旅行代理店か宿のオーナーさんと話すことが多くなると思います。
なので、ぼくのオススメは宿のオーナーさんの人柄で決めるのが良いのかなと思います。
気をつけること
最後に、これだけは気をつけた方がいいということを書いていきます。
実際に行かれる方は、以下を参考にして見てください!
ぼくはいつも通り全く調べずにいったので、本当にいろんな人に助けていただきました!
ありがとうございます!(2017年8月時点の情報です)
wifiは非常に弱い
大体どの宿にもwifiはあります。
ただし、街全体で1つのwifiのルーターを使っているので、大元がダメになると街全体でwifiが使えなくなります。
レーではかなり情報が必要なので(優しいのでみんな教えてくれますが)、何か調べたくなった時、連絡をとりたくなったときには不便に感じます。
大通りにインターネットカフェがあるので、そこのwifiだとすごく早いため、緊急の時は利用してください。
高山病にかかる可能性がある
飛行機の場合、着いた途端に3500mの高さです。
さらに、主要な観光スポットは、どれも5000m級の峠を越えていきます。
現地について空気が薄い中、激しく動いたりすると高山病にかかる方もいます。
高山病対策としては、薬の服用(初めは低地で服用が必要)、水を多めに飲む、現地についたらゆったりするなどです。
旅程に合わせて対策を考えて見てください!
現地についてからパーミッションが必要
インドはビザが必要な国ですが(アライバル含め)、レー近辺の主要な観光エリアはそれと別にパーミッションが必要です。
現地についたら、旅行代理店などを通してこのパーミッションを取得します。
その際、パスポートを預けなければいけないので、結構心配になります。
なので、信頼のできるところで依頼しましょう。日本人のいる旅行代理店もあるので、そういうところでもいいかもしれません。
最近かなり厳しくなってると聞くのでちゃんととりましょう。
移動手段は車のチャーター
近場の街への移動を除いては、主要な観光地へは基本的にタクシーをチャーターします。
大体どこも相場は同じで、1台あたりいくらになります。
そのため、1人で旅行する人にはかなり高額です。(1人で1台チャーターは不可だった気が。。。)
各旅行代理店や宿に張り紙があり、乗り合わせを募集してますが、募集が少ないため、旅程に合わないことがしばしばです。
というのも、ほとんどの欧米人は長期のトレッキングツアーに参加することが多く、短期休みで観光地を回るのは少数派のアジア人が主だからです。
できれば4人かき集めて、同じ旅程を組むことをオススメします。
思ったより日数が必要
社会人で連休を利用して行こうと思われてる方もいると思います。
飛行機で行って飛行機で帰る場合、帰りの飛行機をいつ予約するかは迷いどころです。
全く調べずにいくと、高山病対策にパーミッションにと意外と日数を取られてしまいます。
さらに、レーの主要部から各有名な場所までは、車で数時間、宿泊が必要な場合もあり、色々見て回りたい方は、それなりの日数が必要です。
ぼくのイメージでは、レー主要部とパンガン湖だけのセットでも現地滞在日数は最低丸4日。
4人でいって車チャーター(または3人以下で割高料金支払い)でもいいお金持ちの方で、パンガン湖行きも途中の観光地飛ばして日帰りなら3日でも大丈夫かなとは思います。(フライト日は別)
ぼくは1泊2日の旅行2回に、主要部探索で3日くらい使って、計6日程の滞在でした。
これでも、もっともっと時間が欲しかったなというイメージです。
予想よりはるかに寒い
インドといえば40℃を超えるような常夏のイメージですが、レー近郊では標高が高いこともあり、かなり寒いです。
日中は気温が高く、半袖短パンでも問題ありませんが、夜になると極寒です。
特にパンガン湖の周辺にいく方は、冬のような格好をして行ってください。
ぼくはヒートテックにウルトラライトダウン、その上にマウンテンパーカなど着ても寒かったです。
荷物を重くしたくない方は、日本でしっかり機能商品を準備していきましょう!
パンガン湖がラストシーンの最高に面白い映画「きっとうまくいく」がオススメです。!