今回紹介するのは、ぼくの大好きなストップモーション動画です!
あんまりストップモーションというと馴染みはないかもしれないけど、要するにちょこっとずつ動かした物をカメラでコマドリ撮影して、それをつなぎ合わせて作品にした物です。
代表的なところでいうと、ナイトメア(The Nightmare before Christma)の映画とか、ニャッキ(粘度でできた青虫)、ピングー(粘土でできたペンギン)なんかは有名ですよね。
何千枚も何万枚もの写真が必要で、ひたすら忍耐と根気のいる作業になる。滑らかな動きを出そうとすれば、それだけ枚数を増やさないといけないので、アニメみたいに動いてる作品を見ると本当にすごいなって思う。。。
ひとえにストップモーション(コマドリ撮影)と言っても、撮るもの、撮り方によっていろんな作品があって、本当におもしろい。今回はそんな努力の結晶の作品の中でも、いろんな種類のものを紹介するので、自分のお気に入りをまた探して欲しいななんて思います!
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Contents
2018. 4. 15 更新
LICHTFAKTOR – dENiZEN – Light Painting Video
はじめに紹介するのはこの光が幻想的な動画。
英語ではLight Paintingという名前だけど、日本だと「キラキラ」って名前でたくさんYoutubeで見つけることができる。
このキラキラというのを最初に紹介したのは、ストップモーションの中で一番特殊だと思ったから。夜に動いてる人をカメラで撮るとぶれやすいでしょ?残像が残るやつ。それを利用したのがこのキラキラ。わざとカメラのシャッターを長めに設定して、その間にライトを動かして、残像で絵を描いたり文字を描いたり。一枚だけだと、下の写真みたいな感じ!
これをつなげていって動画にしたのが、キラキラ。本当幻想的でわくわくしちゃうよね。(この写真はインドで撮ったやつ。)
日本だと結婚式の余興ムービーとして使われてることが多いなーって印象なんだけど、今回この動画にした理由は、他のものよりいろんな技術が使われてるなとすごく可能性を感じたから。本当は結婚式の感動系にしようかなんて思ったけど、キラキラを知ってもらう上ではいいなと思ってのでこっちを紹介しました。
最後の猿のシーンで、ほんの何秒かのシーンなのに、真っ暗な空から夜が明けるところを見ると、撮影に膨大な時間がかかってることがわかるよね。あっぱれ。
Her Morning Elegance / Oren Lavie
今回これを選んだのは、ストップモーションとしてわかりやすくて、その中でストーリーがあってショートフィルムらしいなって思ったから。ストップモーションで調べると結構頻繁に出てくる有名なもの。ただ、MVで出てくるストップモーションの中でもこんなにストーリ性がしっかりしていて引き込まれるものはなかなかないなって思う。
このMVは2009年にグラミー賞にノミネートされて”Best Short Form Music Video”を受賞している。そしてOren Lavieはイスラエルで活躍しているアーティストで歌手以外にも、作曲家、劇作家、演劇ディレクターの顔を持つ多彩な人で、2017年に発表した「Second hand Lovers」も世界最大のクリエイティブ・ビジネス・フェスティバル”South by Southwest”のMV部門審査員賞を受賞している。そちらの動画もストップモーションではないけどおもしろいなと思ったのでぜひ。
Western Spaghetti by PES
この動画では、おもちゃとかそこらへんにあるものを使って、実際のスパゲッティを作るように料理するんだけど、かなり芸が細かい。水の感じとか、何かを潰した感じとかは特に他のストップモーションではみられないほどの滑らかな動きで感動する。
2008年に公開されて、間も無く1億回の再生数で、ストップモーションの中でもずば抜けた再生回数なのは、そういった技術と、滑らかに動かすための忍耐力だ。効果音も本当に食欲をそそる音でいいよね。
実際の料理の作り方をストップモーションで紹介した動画も結構あるんだけど、すごくわかりやすくていいなって思う。すごくめんどくさいんんだろうなとは思うけど、こんな料理紹介チャンネルができてもいいなって思う。誰か作って!
ピザの作り方(ストップモーション)はコチラ
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