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暮らすように旅する、ポートランドで体験したCouchsurfingのススメ

ポートランドはただ観光に行くにはそんなにオモシロイ街ではないと思うんだ。
前回あんなに褒めちぎっておいていきなり何をと思うかもしれないが、クラフトビールやコーヒー、アートにアウトドアあたりがすっごい好きな人は、それを目当てに行くと楽しいかもしれない。ぼくもそれが好きと言えば好きだが、すごくこだわりを持って海外に行くほど好きというほどではない。

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乾かない世代(ゆとり世代)に愛される街ポートランドの魅力以前書いた通りポートランドに行ってきました! ポートランドに行った理由詳細、街については「2018 旅の計画と目的地の決め方。」 ...

それでも、ぼくはポートランドでの滞在はすっごい楽しかった。それはカウチサーフィンを使って現地の人たち、他の旅人たちと交流したり、色んな所に連れて行ってもらったかおかげだと思ってる。

couchsurfing

カウチサーフィンは、カウチ(ソファ)とサーフィンからなる造語なので、フィリピン人の友達に知ってる?って聞いたらソファーの上でサーフィンしてる画像が送られてきた。7割正解だ。
この場合の「サーフィン」は「ネットサーフィン」って言う時のサーフィンの意味と一緒で、渡り歩くと言うか乗り歩くと言うか、あちこち転々とするイメージだ。では、Google先生お願いします。

カウチサーフィン (The CouchSurfing Project) は、インターネット上の無料国際ホスピタリティー・コミュニティーであり、現在世界で最も大きなホスピタリティー・エクスチェンジ・ネットワークである。英語の「カウチ」(couch, 日本語で言うソファー)とサーフィンを併せた名称である。CSともいう。
海外旅行などをする人が、他人の家に宿泊させてもらう(カウチをサーフさせてもらう)という形式の相互的な思いやりや信頼による制度である。コミュニティーの軸にしたウエブサイトにて、プロフィール、身分確認制度、メンバー同士の評価等により、世界各地のメンバー間で連絡を取り相談の上で宿泊が決まる。

出典:Wikipedeia

要するに、「どうか無料でソファーに寝させてください。」、田舎へ泊まろうのような、Airbnbの無料版のような、全てが信頼で成り立っているサービスが主となってます。本当にみんなが信頼関係で動いていて、本当に感動するの。
Couchsurfingの公式サイトはこちら。
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Instagramで写真を見る場合はこちら。

今回はそんなCouchsurfingの3つの機能と注意点を実際に使った感想を交えて書いていこうと思います!!



メインの機能は泊まる/泊める(Host)

読んで字のごとく、人の家に泊まる、泊めてあげる昨日だ。カウチサーフィンで人の家に泊めてもらう手順はざっくり書くと次の通りだ。泊めてあげる場合は宿主側。

  • 「泊められる人/多分泊められる人」が掲示板に自分のプロフィールをのせている。
  • 泊まりたい人は、旅先を検索、出てきた人のプロフィール等を読んで、「泊まりたい」と思った人がいたらメッセージを送る。
  • 宿主からOKが出れば晴れて宿泊OKだ。
  • 予定が合わなかったり、返事が帰ってこなかったら、また検索作業の繰り返し。。。

今回の旅の目的は、ポートランドのライフスタイルを知ることだった。いつもはゲストハウス(ホステル)に泊まって他の旅人たちとどこかへ出かけるんだけど、今回はもっと現地の人と話たいなと思った。
そう言えば、「むかーしむかし旅してる時にイギリス人に聞いてアカウントだけ作ったカウチファーフィンがあったな」と久しぶりに開いて見た。色んな機能があるけど、現地の人を探して泊まれそうだなと思った。

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いろんな人の話を聞きたいと思って、最初に連絡したのが写真のJohnだ。日本も含め世界中を仕事で周った後にポートランドへ移り住んでいて、深い話を英語でできる自信があまりないぼくは、おそらく優しいだろうと思い込んで速攻でメッセージを送った。プロフィールにはReferencesという評判みたいな機能もあって、評判がすごく多くて高いことも理由だ。あとで思えば評判が一切ないぼくの依頼をすぐにOKしてくれたなんて男前すぎる。

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彼とはリビングに座ってずーっと話もできた上に、家の鍵をくれて好きな時間に出入りしていいよと、ポートランドに住んでるような感覚にさせてくれた。さらに、家の周りやダウンタウン、街中を歩いてツアーしてくれた。一般的な観光スポットからどローカルなスポット、彼のお気に入りのスポットまで、滞在3日目にして一気に把握できた。

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このWarrenとWilliamは体調の悪いぼくにうどんを作ってくれ、うがい薬の「るる」をくれるという日本人かよっ!とツッコミたくなる最高の双子だ。年齢はぼくとほぼ一緒、アメリカ内を転々としていて、ポートランドには1年半くらい、Warrenはもうすぐ韓国で働き始めるとのこと。

彼らの家では部屋を一部屋もらい、専用の布団があり、とにかく自分の家にいるようにしてくれと言われた。街中を紹介してくれたり、とにかく夜中まで話たりと本当に最高だった。さらに、車でしか行けない滝や湖にも連れて行ってくれた。そこへは公共交通機関もない季節だったので、彼らと出会わなければ行けなかったわけだ。それに滝は、有名な滝と彼らのお気に入りの滝(実際こっちの方がいいけどほとんど人のいない)に行くことなんかもできた。

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こんな風に「泊まる」という機能ではあるけど、宿主とたくさん話せて、旅行にも行ける可能性がある。今回のぼくのように、現地のことを知りたい、現地の人と話たいっていう人には最高のサービスだと思う。基本無料なので、アメリカのように物価の高い国では節約にもなるしね。
ぼくはまだ人を泊めたことがないけど、ホスト側のことはこの記事から想像してほしい。今は人を泊める事が出来ないので、将来は各国の人を迎え入れらるような家に住みたい。



 

もっと気軽に、ハングアウト(Hangout)

知らない人の家に泊まるのはちょっと気がひけるなーと思っている人にオススすめなのは、ハングアウト。1人が寂しい、とにかくどこかに誰かと出かけたい!っていう人同士をを繋げる機能。基本的な利用方法としては次の通り。

  • スマホアプリでのみ利用可能
  • 自分を「ハングアウトしたい」状態に変更する
  • 付近にいる「ハングアウトしたい」人のリストが出てくる
  • 気になる人がいればメッセージを送る。
  • OKが出れば待ち合わせて出会っちゃう。
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この写真の時、ぼくは左のOlivia 1人と会う予定だった。実際に会うと、「もう1人くるよ!」って言って右のTom(スイス人)がきて、さらに「もう1人参加したいっていってる人がいるよ!」ってTomが言ってNicha(タイ人)がきた。もちろんみんな初対面。Oliviaはぼくがプロフィールをポートランド旅行中の状態にしてたのを見て、直接メッセージをくれたんだけど、それ以外の出会いは全部このハングアウトのおかげで出会った。地元の人はOliviaだけで後の2人はそれぞれ旅行中だった。

TomはAirbnbで、Nichaはカウチサーフィンで滞在していたので、この時ちょうど1人だったんだ。やっぱり1人旅ってちょっと寂しいんだよね。というか、新しい人と出会うために1人で旅してるっていうところもある。だからこんな風に集まるサービスってすごくいいと思うんだ。地元の人とも交流できるしね。

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旅行中の誰かが知ってる場所や、地元の人しか知らない場所へ行くこともできて探検もできちゃう。特にぼくは旅行に行く時なにも調べない派だし、現地で情報収集して行きたいところを見つける派なので、こんな風に人と会えるのはすごく嬉しい。
現地にいた時や日本に帰ってきてからも、ハングアウトできる人を見ると、結構地元の人たちが募集してるなという印象なので、旅先で地元の人と交流したいけど人の家に泊まるのは気がひけるという人には是非なサービスです。



 

人を集めて、どこかへGO(Event)

なにか目的あったり、どこか特定の場所へ一緒に行こうって人を誘う、参加するのに便利なのがこのイベント機能。名前の通りだよね。使い方は次の通り。

  • 滞在先で募集中のイベントを探す、またはイベントを立てる。
  • イベントに申し込む、または参加者から申し込みが来る。
  • 定員いっぱいの時なんかは参加できなかったりする。
  • 参加できたら指定の場所へ行く

実はこのイベント機能はポートランドで使いたくても使えなかった機能だ。1つだけ日程もちょうど良く、ポートランドから車で2時間くらいのことでトレッキングをするイベントがあってすっごく行きたかったけど、申し込むのが遅くて定員いっぱいだった。

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ポートランドでのイベントは、こういったトレッキングみたいなアウトドアのイベント、どこか観光地へ一緒に行こうっていうイベント、アメリカ中を旅してる人が車の同乗者を探しているっていうのが多かった。

日本(名古屋)に帰ってきてから見た感じでは、海外の人と交流するっていうイベントが多くて、Meet upっていうアプリと連動してるものも多い印象。日本で実際に参加して見たけど、良し悪しは個人の感じ方次第。Meet upはイベントを立ててお金儲けしている人もいるので、そういったのと連動していないかとか調べたほうがいいかな。むかーし参加したことのあるイベントは海外の人と交流できるピクニックで楽しかったけどね。こればかりは参加してみないとわからない。



やっぱり気になる注意点

カウチサーフィンはホテルじゃない

泊まるときはあくまで「他人の家に泊めてもらう」だ。信頼で成り立っているこのサービスは、善意で泊めてくれている。宿主にも生活があって、その中に少し場所を借りつつ空間を共有する。お互いに嫌な気持ちにならないよう、そして気を使いすぎないようにバランスが必要だ。プロフィールにも「ホテルのように使う人は泊めません」って書いてる人を時々見かける。

宿泊の交渉は早め早めに

今回唯一の失敗はこれ。すごく楽しめたカウチサーフィンだけど、ホストを探すのは本当に労力がいる。これはJohnも言ってたけど、本当にかなり疲れる。人と人が連絡をとるわけだから、申請してから返事が帰ってくるまで結構時間がかかる。そして、泊まりたいなと思う家を探すのも結構大変。
ポートランドでホストを検索したとき、2万人位のホストがいて、もう使ってないアカウントがかなりあった。当時は返信率の記載があったので(今は返信に要する予想日数を記載)、興味を持った人で返信率の高そうな人に連絡をとって返事を待つ。OKかどうかわかるまで、同じ日に違うひとへアポをとることはできない。それにプロフィールはかなり長くて(英語)、泊まる条件が書いてあったりするから読み飛ばすことはできない。
出発の3週間前に始めたぼくは、最初のJohnがすぐに返してくれたので、余裕だと思ってしまったのが失敗。その後、予定が合わなかったりなんだりと結局現地についても申請を送ったりしてた。宿泊について希望がある人はかなり前から申請したほうがいい。特に平日は仕事もあるのでなおのこと。

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あまり期待しすぎない

ここまで読んでめっちゃ楽しそうだなと思ってくれたらすごく嬉しい。ぼくの場合、今回の2人は大当たりだ。聞く話では、部屋だけ貸してくれるだけとか、部屋が汚かったとかもやっぱりあるらしい。平日に街中を案内してくれたり、車でどこかへ連れて言ってくれるなんて中々ないみたい。実際、もう1人泊まるはずだった人の家では、夜会話するだけの予定だった。(ひどい風邪をひいて泊まれなくなった)
基本的には、泊めてもらって仲良く話するっていう位を目的にしたほうがいい。どこか連れていてtくれたらラッキー、会話がなければアンラッキー。カウチサーフィンをしてる人は何かを学んだりすることに期待してるので、会話はできると思うけどね。

自己責任で

どこまで本当かはわからないけど、検索すると怖そうなお話がちらほら。女の子1人で襲われそうになったという話もなくはないみたいだし、それから、基本的には無料だけど、有料の場所もあったりと、全てが安全で無料というわけではやはりない。
今回の旅でも、「アメリカで初めてあった2人組の男性の車に乗った」というのを客観的に見れば、危険はあってもおかしくないわけだ。
その人のレビューを見たり、Facebookを見たり、泊まる前には十分に気をつけてほしい。さらに不安でも使いたいってい人は、レビューを書いた人にメッセージを送れたりもするし、日本人が書いてることもちょこちょこあるので、聞いて見たらいいと思う。



 

ちょっとしたアドバイス

泊めてもらうのにメッセージを送る際のアドバイスを書くので実践して見てほしい。特に初めて使う人。というのは、何回も書くけど、泊める側も人間であって、泊めるのだって怖いはずだ。なんかよくわからない人から申請がきたって泊めたくない。正直無視したっておかしくない。ぼくも返事が帰ってこなかったこともあるし、泊まれなかったこともある。ただ、以下を実践してからは返信がすっごく早くなった。

プロフィールを作り込む

基本中の基本ではあるけど、どんな人かをひたすら書く。自分がどんな人間なのか、いい人ですよ、信頼できますよってアピールを全力でする。それから、もし泊めてくれたらどんな知識をシェアできるかっていうのも書いたほうがいいと思ってる。ホストのプロフィールを読んでいると、違う文化のことや知らないことを知りたいって書いてあるので、泊めてくれたらこんな話ができるよ、こんなこと見せてあげるよっていうのが興味をひいていいと思う。以下まとめ。

  1. プロフィールで趣味とか書けるものはたくさん書く。
  2. 他の人が何を書いてるか見て、自分に合う良さそうなものを真似して書く。読みやすく配置を工夫する。
  3. 写真を多めにする。できれば自分の顔が写ってるもの多め、普段の友達との写真や他の旅中での写真。
  4. 嫌でなければプロフィール欄にSNSのリンクを貼っておく。
  5. カウチサーフィンの友達を登録する。Facebookの友達がカウチサーフィンの友達かも?に出てくるので申請をたくさ送る。
  6. 可能であればその友達にReferencesを書いてもらう。
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メッセージは丁寧に

日本人同士だって適当なメールって読まないじゃない。それと一緒でメッセージは丁寧に書こう。相手のプロフィールを読んで、どうしてあなたの家に泊まりたいのかっていうのを書いてあげるといいと思う。それから、こんな知識をシェアできますよって、自分のプロフィールのポイントを入れたりとか、実際、就職活動みたいなイメージでやってた。笑
相手がどうやったら信頼してくれるか、どうやったら興味を持ってくれるかを想像して書くのがポイントかな。

宿泊後はすぐにReferenceをかく

宿泊ご、お互いがReferencesを書くと、お互いのプロフィールに反映されるようになってる(正確には、片方が書いて、もう一方が書かなくても15日後くらいには反映されるけど、そのもう一方はもう書けなくなる)。次回以降、またカウチサーフィンを利用したいのであれば、このReferencesがとっても重要になる。ホストの中にはReferencesがある人しか泊めませんっていう人もいるほど。とにかく相手を褒めまくっておこう。そしたら褒めてくれるはず。笑

あとがき

カウチサーフィンの魅力は伝わりましたか??
ぼくは今後ももっともっと活用していきたいなと思ってます。
また使用方法など別に書きたいと思います!!
お楽しみに!!