英語でカギやロープでひっかける意味の「hitch」と歩くという意味の「hike」の2つの単語を組み合わせて、通りがかりの車を引き止めて(ひっかけて)旅することが語源となっているヒッチハイク(hitchhike)。
普段の生活で会えないような人にたくさん会えたり、交通費を安くできたり、たくさんの楽しみがあります。
過去にヒッチハイクで日本を縦断しましたが、たまにヒッチハイクしてる人を見かけて、「その方法だと止まってくれないよ」と思うことがあります。
筆者も初めての時はそうでしたが、なかなか止まってもらえないと心が折れそうになります。。。
そんなことがないように、ヒッチハイクをするときのコツをお伝えします!!
ヒッチハイクは最高にオススメなので、この記事を読んで試してみましょう!!
Contents
ヒッチハイクするときのコツはたった1つだけ
はじめに答えをいうと、それは「運転手の気持ちを考える」ことだけ。
「え?それだけ?」っていう方がいるかもしれませんが、運転している時にヒッチハイカーを見かけると、意外とできていない人が多いのです。
運転手側にも「ヒッチハイカーを乗せる理由」がありますし、乗せるにしても「乗せやすい、乗せづらい」というのが存在します。
とにかく運転手の気持ちを考えることに尽きるのですが、細かくポイントを説明していきます!
運転手が止まりやすいような場所に立つ
まずは立つ場所についてポイントを紹介していきます!
路肩があり、スピードが遅くなる場所に立つ
これは筆者が最初にしたミスです。
東京から高速に乗りたかったので、とりあえずと都内で高速に入って行けそうな場所をスタートとしました。
でも、都市部の高速って真下の道路も信号が少なくてスピードも早い、さらに路肩が狭いので急には止まれないのです。
そんな場所で30分くらい待って、「そこじゃ止まれないよー!」と叫んで教えてくれる人がいたので気づけました。。。
こういった時は、近くの信号まで移動したり、高速下の道路に合流するような小さな道に移動するかしましょう。
遠くからでも見つけてもらいやすいように工夫する
交通安全でいうように「車は急には止まれない」のです。
路肩が十分に広くて、スピードが遅い道でもそれは一緒です。
ヒッチハイクする際は、遠くからでもヒッチハイクしていることがわかる場所に立ちましよう。
カーブ直後や周りに物がありすぎるような場所では遠くから見つけにくいため避けた方がいいです。
もう一点遠くから発見されることのメリットは、乗せる側が車内で同意をとる時間が必要だからです。
ドライバー1人であればいいですが、複数名の場合は「ヒッチハイカーを乗せたい!」と思った後に車内で全員の同意をとるはずです。
目的地と車の行き先が同じになるような位置を意識する
「南」を目指しているなら「南」に行く道に立つというのが基本です。
その上で、Google mapなどで行き先への道を調べて、車が通りそうなところでヒッチハイクするのがオススメです。
ちなみに、自分から声をかけて交渉する際は、車のナンバーを見るのも手です。
例えば東京から名古屋へ向かいたい場合、愛知県のナンバーや、愛知県よりも南の地域のナンバーの方に声をかけた方が、行きたい場所に行ける可能性が高いです。
ダンボールに遠くの行き先を書く場合は「東西南北」で書く
前述の通り、遠くからでも目立った方がいいと思って、近くのスーパーやコンビニでダンボールをもらって常に使っていました。
なんで「北/南/東/西で書いてるの?」とかなり聞かれましたが、理由を話すととても納得っしてもらえた必殺技です。
この方法にしてから、止まってくれるまでの時間が格段に短くなりました。
東西南北で書く理由についてはコチラです!
その方角に行く人全員が対象になる。
筆者の場合、最初は東京から熊本に一気に行ったの地に、北海道までゆったりと旅する予定でした。
想像してみてください。
東京付近で熊本って書かれた行き先を見ると、「遠すぎ!そこまでは行かんわ。」と思ってしまいます。
一部優しい人は「途中までなら」と止まってくれるでしょう。
一方、東西南北で書くと「南ってアバウトかっ!どこなのwww」となって気になって止まりたくなる訳です。
実際にこういう理由で止まってくれる人が大勢でした。笑
あとは「熊本まで行くんですけど、途中まででも。。。」と交渉すればOKです。まずは止まってもらうことが第一です。
リスク回避にも使える
この必殺技のもう1つの特徴は、リスク回避に使えること。
ヒッチハイクをしていて、やはり苦い経験もありましたし、友達もそういった経験をしていました。
一般的に、折角止まってくれた車を断るというのはなかなか難しいです。
でも、この方法なら以下のようにスムーズに乗車を断れます。
一回しか使ってないけど効果アリでした。
人数は少ない方がいい
これはドライバー視点で見ると当たり前ですね。
ヒッチハイカーからすると、緊張するし危険な目に逢いたくないので複数人でしたい気持ちもわかります。
ただ、車は乗れる定員が決まってますよね。
乗せる側も1人とは決まっていないので、お互い複数の時は、乗せたくても乗せられないことがあります。
また、一番理解して欲しいのは「乗せる側もリスクがある」ということです。
外国ではヒッチハイカーのフリをして、乗せてもらうと銃で脅して(殺して)金品を奪う事件が多発したことにより、ヒッチハイクが禁止になっている地域があります。
日本だと犯罪は少ないですが、1人のドライバーが複数人を乗せるのは怖いものです。
ヒッチハイクをする際は、そういったドライバーの気持ちも想像できるようになりましょう。
ちなみに、筆者はたまたま近くにいたヒッチハイカーが「ダンボール持ってないので一緒にさせてください」といってきて2人でしたことはありますが、やはり1人の時の方が待つ時間は短いです。(それはそれで楽しかったけど。。。)
服装は綺麗な方がいいの?
服装に関しては諸説あります。(筆者の中で)
もちろん乗せる側の心理からしたら、汚すぎて車が汚れそうな人は乗せたくないはずです。
一方で、、何度か「なぜ乗せたのか?」を聞いたことがありますが、「旅人みたいに小汚くていろんな話をきそうだと思った」という回答も結構ありました。
確かに、綺麗すぎる格好だと「詐欺かな?」と思ったり「なんでヒッチハイクしてるんだろ」と思ってしまうこともあります。
個人的には、適度に「旅してそうな感じの服」がオススメです。
筆者は野宿もする予定だったので、汚れてもいいけど人の車には乗せてもらえるくらいの格好のつもりでした。